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火の鳥 [本・文学]

ご存知、手塚治虫先生の作品。
ずっと読んでみたいと思っていて、やっと読むことができました。
全10数巻あるようですが、1巻、2巻…という形式にはなっておらず、
どこから読んでもいいようです。
私は「未来編」「鳳凰編」を読んでみました。

火の鳥とは、その血を飲むことにより永遠の命を得ることができると
言われる不死鳥。
物語の要所々で現れ、火の鳥と関わりながら、もがき苦しみつつも
生きていく人間の様が作品を通して描かれています。

★未来編


舞台は、西暦3404年。
地上では生物が住めなくなっていた為、人類は世界の5箇所に作った
メガロポリスという地下都市で暮らし、巨大なコンピューターに
支配を委ねていた。
やがて、コンピューター同士の争いにより核戦争が勃発し人類は滅亡。
シェルターにいたため生き残った主人公の山之辺マサトは、ある使命の
ため火の鳥によって永遠の命を与えられるが、それは過酷なものだった。

現在の世の中の状況を見ると、この作品で描かれている未来が
現実のものになってしまいそうで、恐怖を感じました。
長い長い年月をかけて築いてきた文明を、人間は自分たちの手で
破壊しようとしているように思えます。
進化して繁栄し、滅びる。その繰り返し。
一体いつになったら人間は間違いに気づき、正しい道へ向かうのか。

★鳳凰編


舞台は、奈良時代。
生後間もなく片目と片腕を失った我王は周りから孤立し、人間に
対して敵意を抱き、悪事を繰り返しながら日々を送っていた。
ある日、速魚という女性と出会い、ようやく人を愛することを
知る我王だが、些細な行き違いから彼女を疑い、殺してしまう。
後悔の念に苛まれた彼は、ますます心を閉ざしてしまうが、良弁僧正
という層と出会ったことで、仏師としての才能を開花させていく。
一方、旅の途中で出会った我王に片腕を切られた仏師の茜丸は、
利き腕が使えず仏師としての道を断たれたことに絶望感を抱くが、
不自由になった手で彫り続け、当代随一の仏師となる。
やがて二人は、東大寺の鬼瓦製作という大勝負の場で競うことになる。

我王と茜丸。
悪事の限りを尽くし、これでもかと言うほどの苦境に遭いながら
怒りや悲しみを仏を彫ることにぶつけ、仏師としての才能を開花
させた我王。
仏師として理想に燃え、挫折を経験しながらも名声を得た事により
富と権力に目がくらみ慢心してしまう茜丸。
二人の対比は、人間の弱さや愚かさを私達に気づかせてくれます。

また、2つの作品には輪廻転生というテーマが盛り込まれ、肉体は
滅びても魂は永遠に続いていくさまが描かれています。
次に生まれ変わるのが人間とは限らず、動物、昆虫、微生物など様々で、
人間として生きることができるのはたった一度だけということも。
生き物にはそれぞれ役割があり、その役割を終えると、また次へと
生まれ変わっていく。
今、自分が人間として生きているのは、今回で最後かも。
そう思うと、自分の役割を見定め、精一杯全うしなければと
思わずにはいられません。

改めて、手塚先生のすごさを実感しました。
他の「火の鳥」シリーズもぜひ読んでみたいです。

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女のはしょり道 [本・文学]

先日読んだ漫画の感想を簡単に。

★「女のはしょり道」「また! 女のはしょり道」伊藤理佐

通勤電車の中で目の前に立っていた女性が読んでいた漫画。
見覚えのある伊藤理佐さんの絵に引き込まれ、思わず盗み読み
してしまいました(苦笑)
盗み読みなのに、面白さが伝わってくるんです!

伊藤さんの漫画は「わかるわ~」と頷きたくなる共感ポイント
満載な上に表現も面白いので、つい「わはは」と笑ってしまい
そうになるから要注意(笑)

「キレイになりたい!でも、できればはしょりたい。」
そう願う女性は多いのではないでしょうか。
本作では、さまざまな美容法をはしょりながら実践する伊藤さんの
体験談が描かれています。
しかし時には、はしょったがために痛いめを見ることも。。。
そんな時は「そうか、こうしちゃダメなんだな」と、身を持って
教えてくださった伊藤さんに感謝しつつ読みました(笑)

元気になりたいときにもオススメです。





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最近読んだ本(3月) [本・文学]

今月読んだ本について、簡単に書き留めます。

★「罪の声」塩田武士
日本を震撼させた、グリコ・森永事件を題材にした小説で、
作中では「ギン萬事件」という名前になっている。

京都でテーラーを営む男性が、ある日父の遺品から見つけた
カセットテープ。
そこには幼い頃の自分の声が録音されていたのだが、あの
「ギン萬事件」で犯行声明に使われたものにそっくり。
父が事件に関わっているのではないかと疑いを抱き、独自に
調査を進める。
一方、「ギン萬事件」の特集を担当することになった新聞記者は
取材を進めていくうちに、京都の男性にたどり着く。

今もなお未解決のままで、多くの謎が残る事件なだけに、小説の
内容にリアリティがありすぎて、思わずこれが真実だったのかと
思ってしまうほど。
犯人の身内と事件を追う新聞記者。
同年代の二人の男性が、それぞれの目線で事件に関わっていく
様子や心理描写にぐんぐん引き込まれました。


★「僕が殺した人と僕を殺した人」東山彰
以前、直木賞受賞作「流」を読んだところ面白かったので
読んでみたのですが、期待を裏切らなかったです。

物語は、アメリカで起きた連続殺人事件の犯人が逮捕されるところ
からスタート。
事件を担当することになった弁護士は、犯人の過去を知っている
人物で、物語の舞台は台湾で過ごした少年時代へと遡る。
時は1984年の夏。台北の街の喧騒の中、時に傷つけ合いながらも、
友情を育んでいく少年たちに待ち受ける、残酷な結末。

少年たちの危うさと、愛おしいぐらいの純粋さ、そして結末の
ほろ苦さが読んだ後にじんわり沁みる小説でした。
途中で自分の考えがくつがえされるようなトリックもあって、
最後まで一気に読んでしまうほど面白かったです。
東山さんの文章の雰囲気、好きだな~。


★「赤と黒」スタンダール
現在下巻を読んでますので、読了後に感想upします。


しかし、「罪の声」と「僕が殺した人~」は合わせて3日ぐらいで
読めたのに「赤と黒」はなかなか進まない。。。

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ロシア文学にはまる [本・文学]

本は何かしら読んでいるのですが、なかなか感想文をupできません。
というのも、感想文書くのって実は苦手なので、書こうと思うと
結構気合が必要だったりするものですから(汗)

今年読んだ本はというと。
☆海賊とよばれた男(上)(下)
☆海の見える理髪店
☆彼女に関する十二章
★カラマーゾフの兄弟(下)
★変身
★異邦人

この中で★がついたものは、外国文学です。
誰もがタイトルぐらいは目にしたことがあるような、いわゆる
名作と呼ばれている作品たち。

これまで、あまり昔の外国文学に触れてこなかったのですが、数年前に
ゲーテの「ファウスト」、トルストイの「アンナ・カレーニナ」を
読んだところ、意外と読めるかもと少し自信がつきました。

その後、ドストエフスキーの「罪と罰」を読み、最初は主人公に対して
「何こいつ!」と全く同情の気持ちが起こらなかったものの、読み進めて
いくうちにどんどん引き込まれ、「カラマーゾフの兄弟」へと続いたのです。

「カラマーゾフの兄弟」は、新潮文庫だと上・中・下の3巻。
いきなり上巻から大きな壁が立ちはだかって、読むのに苦戦しました(汗)
というのも、外国文学を読むうえでネックになるのが、宗教に関する部分
なのですが、まさに上巻はほとんど宗教のお話なんです。

その辺のことに精通している方であれば、宗教の話が本筋にも関係する
ってことが分かるのかもしれませんが。
私には何やらさっぱりわからず、早く本筋にいきたい!とじれったい
気持ちで苦痛を感じながら、なんとか読み進めました。
意味、よくわかってませんが(汗)

けれど、その部分以外はどんどん読み進めることができました。
変な話ですが、父親が殺害される場面ぐらいからは、読むスピードが
俄然アップしました。

ざっくりあらすじをご紹介しますと。
物語は強欲で好色な父フョードル・カラマーゾフと3人の息子たちを軸に、
様々な登場人物達が絡んで展開されます。

長男のドミートリイは、放蕩無頼で直情型。
堕落した生活を送っていて、しょうもない人なのですが、放っておけない
と思わせるところがあり、女性にモテます。
二男のイワンは、冷静でインテリ。
ドミ ートリイとは母親が違う、腹違いの兄弟。
合理主義で無神論者ですが、繊細で弱い面もあり、実は一番人間くさい
人かもしれません。
三男のアレクセイは、純粋で優しい青年。
母親はイワンと同じ。
敬虔な修道僧ですが、敬愛するゾシマ長老の死やイワンの影響により、
心が揺らぎます。

カテリーナという婚約者がいながらも、グルーシェニカにぞっこんになる
ドミートリイは、同じくグルーシェニカに夢中になる父親と激しく対立。
一方、イワンはカテリーナに惹かれています。
そんな家族の様子に胸を痛めるアレクセイ。
やがて、父親が何者かに殺され、ドミートリイに疑いがかかります。

物語の本筋はこんなところですが、宗教、貧困、愛憎、家族など様々な
テ ーマが絡んできます。

登場人物もたくさん出てきます。
宗教の事以外に、登場人物の名前が覚えられないっていうのもネック。
だって、同じ人物の名前にしても、ドミートリィって書かれているかと
思えば、ミーチカだのミーチャだのと書かれていたり。
アレクセイがアリョーシャっていうのは何となく想像つきますが、
グルーシェニカがアグラフェーナ・アレクサンドロヴナと同一人物
だなんて、絶対想像つかないですよね?
しかも、長すぎる!

けれど、ここは文明の利器を活用することで、解決しました。
ネットを検索すると、登場人物の相関図などが掲載されている
ページが結構あるので、あらすじは読まないようにして、
登場人物をチェック。
そうやっている うちに、だんだん覚えられるようになりました。
便利な世の中ですねえ。

この作品は続編の案もあったようですが、作者が亡くなったことにより
未完のまま終わったとか。
確かに3兄弟がどうなるのか、終わり方がしっくりこない気がします。

また、文学の最高傑作などとも言われているそうです。
そういわれると、そうなのか~。
ぐらいにしか思わない私は、まだまだですね。
図書館で借りると返却期限があるので、弾丸で読み進めたため、
もう一度ゆっくり読み返せば、より深く理解できる気がします。

けれど、読んだ後の達成感みたいなものはやみつきになりそう。
すっかり外国文学にはまりました。
この後、カミュ「異邦人」、カフカ「変身」と短編を読み、 どちらも
有名な作品ではあるのですが、なんとなく物足りなさを感じてしまい。

どうやら、私はロシア文学の重~い感じが好きみたいです。
というわけで。
今読んでるのは、トルストイの「戦争と平和」。
岩波文庫だと全6巻もあり、結構なボリュームです。

また途中で読み進めるのがしんどくなるのかも。。。
けれど、そこを超えて読破した時の達成感を想像すると、
今からワクワクしてくるのです。





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今年も古本のお祭りへ [本・文学]

今年も東京名物神田古本まつりへ行ってきた!

靖国通り沿いに続く「本の回廊」を見ただけで、ワクワクする~!
古本好きにとって、年に一度の大イベント。

私はいつも駿河台から明大通りを下って駿河台下に出て、靖国通りを
神保町方面に行く順路でまわる。
本の回廊を一通り見たら、今度は道を一本入り、すずらん通り・さくら通りで
開催されている神保町ブックフェスティバルを見て歩く。
※神保町ブックフェスティバルは10/29、30に開催

この日は日曜日ということもあり、ものすごい人で賑わっていた。
キャリーケース持参の強者もいて、本好きって結構多いじゃんと、毎年思う。

神保町はカレーの街としても有名だし、昔ながらの喫茶店などもあって、
本以外にもお楽しみ満載のスポット♪
私も以前は会社帰りに、カレー屋さんめぐりをしたものだ。

今回は、以前から気になっていた「神田伯刺西爾(ぶらじる)」という
珈琲屋さんに行ってみたのだけど、あいにく禁煙席が満席。
禁煙席は4席しかないんだよね。。。
次回にリベンジです。
代わりに古瀬戸珈琲店に入ってみたところ、ゆったりした空間で、壁には
いろんな絵が飾ってあり、なかなかよかった。
ギャラリーを併設しているらしい。

さて、今回の古本まつりでの収穫は。。。。
漱石先生の「木屑録」の復刻版。
漱石先生が23歳の時に房総半島を旅した模様を漢文で記した紀行文だそう。
soseki2016_11.jpg

中はこんな感じ。
soseki2016_12.jpg

なんて書いてあるかわからん。。。でも、解説がついてます。
soseki2016_13.jpg

まだちゃんと読んでないので、ゆっくり読みたいと思う。
古本まつりは11/6(日)まで開催されているので、もう一回ぐらい行きたいな。

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