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ミュシャ展@国立新美術館 [アート]

昨年から朝日新聞の額絵シリーズを毎月届けてもらってるのですが、
今期はミュシャの作品なのです。

ミュシャというと、それまではアール・ヌーヴォー、ポスター調の絵
というイメージだったのですが、スラヴ叙事詩という作品を見て、
イメージが変わりました。

これは是非とも本物を見てみたいと思っていたところ、ミュシャ展が
開催されたので、行ってみることに。
母も見たいと言うので、ちょうど母の日だし、チケットをプレゼント
して(ついでに父の分も)、一緒に行ってきました。

展覧会は上野に行くことが多いので、国立新美術館は久しぶり。
相変わらず、モダンな建物ですね~。
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開館時間の15分ほど前に到着したのですが、既に入場待ちの列が
できていました。
予想はしてたけど、やはり混んでます…!
日曜日は混みそうなので、美術館へはなるべく平日か金曜日の夜に
行くことにしています。
今回は親も一緒だったので、仕方ないのですが。

15分ほど待って、ようやく中に入れました。
音声ガイドプログラムのナビゲーターは、檀れいさん。
見た目だけじゃなく、声も美しいです。

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ミュシャは、チェコ語ではムハと発音するらしいです。
フランス語ではミュシャ。

1860年にオーストリア領モラヴィア(現チェコ)に生まれ、27歳でパリに
渡り絵を学んだミュシャ。
しばらくは才能を発揮する機会に恵まれなかったものの、34歳の時に
女優サラ・ベルナール主演の舞台「ジスモンダ」のポスターを手がける
ことになり、一夜にして成功をおさめます。
以降、優美で装飾的な作風は多くの人を魅了し、時代の寵児として活躍。
美しい女性像や流麗な植物文様など、華やかで洗練されたポスターや
装飾パネルを手がける一方で、故郷チェコや自身のルーツであるスラヴ民族の
アイデンティティをテーマにした作品を数多く描きました。

その集大成が、今回の目玉である「スラヴ叙事詩」
チェコ国外では、世界初公開だそうです。
およそ縦6メートル、横8メートルに及ぶ巨大なカンヴァスに描かれた20点の
油彩画は、古代から近代に至るスラヴ民族の苦難と栄光の歴史を映し出して
います。

とにかく絵の大きさがハンパないので、ものすごい迫力!
それでいて、一つ一つの描写や色遣いが繊細なのもミュシャの魅力です。

また、「スラヴ叙事詩」は、人々の目の力がとても印象的。
じっとこちらを見据える目が、何かを強く訴えかけているようです。
作品に込められたミュシャの思いが、現れているのでしょうね。

ポスターの作品もデザインが素敵でとても好きなのですが、
「スラヴ叙事詩」の世界観に、すっかり心を奪われました。
見る価値ありです!

「スラヴ叙事詩」以外にも、ミュシャといえばアール・ヌーヴォー。
素敵な作品がいろいろ展示されています。

撮影可能エリアという嬉しいおまけもあるので、家に帰ってからも
写真を見て展覧会の余韻に浸ることができますよ♪

こんな感じ。
mucha3.jpg

mucha4.jpg

ミュシャ展は6月5日(月)まで。
http://www.mucha2017.jp/

ミュージアムショップが激混みで見れなかったのが心残り…。
ショップはチケットなしでも入れるので、また来きます。

そういえば、ミュシャ展以上に混んでたのが、1階で開催されていた
草間彌生さんの展覧会。
ものすっごい行列でした。
もうすぐ展覧会が終わってしまうからでしょうかね。

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てくてく東海道@すみだ北斎美術館 [アート]

念願のすみだ北斎美術館にようやく行くことができました。

公園の中のモダンな建物。
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中に入ると、まずは常設展からまわります。
「1.すみだと北斎」から始まり、主な画号により6つに分けたエリアで
構成されていて、とても分かりやすいです。
また、「北斎漫画」等の絵手本をタッチパネルモニタで紹介するコーナーなど、
ただ見るだけでなく、自ら体験できるように工夫されてます。

北斎様の絵手本は、本当に描写が細かくて、まさに絵を勉強する人たちの
手本となる作品ですよね。

それと、常設展の目玉は何といっても北斎アトリエの再現模型!
北斎様は制作に没頭するあまり、家の中がゴミ屋敷のようになっていた
ようですが、あちこちに紙屑が落ちている様子も再現されています。
その中で娘の阿栄と制作に打ち込む北斎様の姿。
時おり北斎様が動く様子が、なんともリアル!
見学していたおじ様たちが「すごい!本物みたい!」とその前から
離れなかったのが印象的でした(笑)

そして、いよいよ企画展。
現在開催中の企画展は「てくてく東海道-北斎と旅する五十三次-」
hokusai9.jpg

「東海道五十三次」といえば、広重様が有名ですが、広重様より
30年早い時期に北斎様も手掛けていたそうです。
この「広重より30年早い」ってところ、かなり力入ってました(笑)

広重様の「東海道五十三次」が風景をメインにしているのに対して、
北斎様バージョンは、その土地の風俗を描いたものが多いそう。
実際に見てみると、風景はもちろん東海道を旅する人々の様子や、
その土地の人々の暮らしなどが丁寧に描かれています。

北斎様の観察眼て本当にものすごくて、人々の表情や動きなんかも
細かくとらえているので、さすが!と思ってしまいます。
北斎様って人が好きなんでしょうね。
見ていると、まるで描かれている人々が話したり動いたりしそうで、
思わずニンマリしてしまうのでした。

「富嶽三十六景」が好きで、寝る前に眺めるのですが、
北斎様の作品にはやっぱり癒しの効果があるなと思いました。
「富嶽三十六景」もいいけど、「東海道五十三次」もいいなあ。

それと、圧巻だったのが「東海道名所一覧」!
一枚の紙に、江戸から京都までの東海道の名所が収まっていて、
まるで空の上を飛ぶ鳥の目線で描かれているような作品です。
(鳥瞰図っていうらしいです)

北斎様って、鳥にもなれるのか…!

「てくてく東海道-北斎と旅する五十三次-」は6月11日(日)まで。
http://hokusai-museum.jp/

お土産にポストカードとシールを買いました。
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茶の湯@東京国立博物館 [アート]

東京国立博物館で開催されている「茶の湯」展に行ってきました。
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この辺りはよくお散歩で来るのですが、中に入るのは久しぶり。
展示はもちろんのこと、建物が素晴らしいんですよね~。

こちらは日本美術が展示されている本館。
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こちらは表慶館。
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明治33年、皇太子(後の大正天皇)のご成婚を記念して計画され、
明治42年に開館した、日本ではじめての本格的な美術館だそうです。
現在展示はないようですが、中に入ってみたいものです。

そして、こちらが今回の展覧会が開催されている平成館。
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池のほとりに帝室博物館(東京国立博物館)の総長だった森鷗外先生の
写真があります。

今回の「茶の湯」展は、37年ぶりの大規模な展覧会だそうです。
なかなか渋い企画だなと思ったのですが、結構賑わってました。

特別茶の湯の世界に詳しいわけではないのですが、陶芸を習っていた
こともあり、お茶碗には興味があります。
しかも、室町時代から近代までの発展の歴史の中で、足利将軍家や
織田信長、豊臣秀吉、千利休など、名だたる武将や茶人にまつわる
名物が展示されているとあっては、見ないわけにはいきません!

茶の湯の歴史は、中国の宋からもたらされた点茶(抹茶)という
新しい喫茶法が日本の禅宗寺院や武家の間で広まったところから
始まりました。
中国の美術品である唐物をこぞって集め、それを用いて茶を喫する
ことで自らのステイタスを示したそうです。

出た、唐物!
以前、宮本先生の影響で読んだ「唐物の文化史」という本に、茶器の
ことが載っていたことを思い出しました。
(以前の記事をご参照↓)
http://cscafe-vitz.blog.so-net.ne.jp/2014-07-29

唐物の中でも、国宝「曜変天目」は、とても貴重なようで、
5月7日までの展示です。
模様が、とても神秘的で不思議でした。
見る価値ありです。

茶の湯の歴史は、やがて唐物から和物へと移り、天下人だけではなく
大名や町衆にも広がります。
茶器も豪華なものから、素朴で落ち着いた色合いのものが好まれる
ようになりました。
千利休の時代になると、轆轤を回さずに手捏ねで成型する「楽茶碗」
などの新しい道具が登場。

唐物は素晴らしいですが、素朴で力強く温かみのある楽茶碗のほうが
好きだなと思いました。

また、志野茶碗は陶芸家の藤田登太郎さんの作品を思い出しました。
以前、愛媛の陶芸家、登太郎さんの桃山志野のお茶碗を見に行ったのです。
(以前の記事をご参照↓)
http://cscafe-vitz.blog.so-net.ne.jp/2011-11-04

他にも、豊臣秀次や織田有楽斎が所有していた茶碗なども登場し、
「真田丸」を思い出してテンションが上がったのでした(笑)

結構見どころが満載で、かなり内容の濃い展覧会でした。
素敵なものを愛でると、自分自身の教養が高まったような気がします。
こういうの、必要ですね。

「茶の湯」展は、6月4日(日)まで。
http://chanoyu2017.jp/

ちなみに、音声ガイドは春風亭昇太さん。
落語の話も絡めてあったりして、面白かったです。

それから、茶の湯に関する展示は出光美術館「茶の湯のうつわ」や
東京国立近代美術館「茶碗の中の宇宙」も開催されています。

茶の湯ブームの到来?

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広重と清親@太田記念美術館 [アート]

当初は、上野の国立博物館で開催中の鳥獣戯画展に行く予定だった。
けれど、行ってみると入口に「70分待ち」の表示が…!
その日は平日だったのに、やはりGWの延長でお休みの人が多かったの
でしょうか。私もそうだけど(苦笑)

70分も待てないので、鳥獣戯画は今度リベンジすることにした。
混んでるかもなあという予感はしてたんだよね。
なので、ダメだった場合の第2候補をちゃんと決めておいたのである。ふふ♪

原宿にある太田記念美術館で開催中の「広重と清親」

広重とは北斎様と並ぶ浮世絵界の巨匠、歌川広重である。
清親とは明治時代に活躍し、最後の浮世絵師と称される小林清親である。

とはいえ、小林清親のことは今回初めて知った私。
まだ浮世絵初心者なのでね(汗)
北斎様や広重様の後に、こんなにスゴイ人が登場したのかと驚いた。

本展覧会は、清親の没後100年を記念して開催。
彼の作品には広重の作品から影響を受けたであろうものが多く、二人の作品を
比較することで、それぞれの魅力を感じる事ができる。

広重様といえば、名所江戸百景や東海道五拾三次が有名。
北斎様のファンになって以来、図書館で北斎様や広重様の関連本を借りては
読んでいるので、少しは知っていたのですが、やはり実際の作品はすごいな~。

まずは、青の色がめっちゃキレイ!
ヒロシゲブルーと言われるほど有名なのですが、ホントにキレイです。

そして、描写がめっちゃ細かい!
構図がめっちゃ面白い!
木が真ん中にドドンと描かれていたり、物が端の方に半分だけ描かれていたり。
広重様の作品て、見れば見るほど面白いな~と思った。

あと、北斎様の作品もそうだけど、景色の中に動きを感じる。
雨や風の画では動、雪景色では静。
特に、雪景色の「しーん」という音が聞こえてきそうなほどの静けさ感といったら!
もう、すごいとしか言えない!

変わって、清親の作品の特徴は「光線画」とも呼ばれる、光が生み出す陰影が
繊細に描写されているところ。
これは、西洋絵画を学んだ清親ならではの手法で、これまでの浮世絵版画には
見られなかったそう。
彼の作品を見ていると、確かに浮世絵っぽくないというか、とても新鮮。
中には、水彩画や油絵のような作品もあり、これが版画?と驚いた。

さきほど、陰影が描写されていると書いたけど、特に夕景や夜景がステキで
中でも「武蔵百景之内 品川見越ノ月」という作品が好きだな~。
ポストカードが売ってたら買おうと思ったけど、なくて残念…。

広重様との比較も面白かった。
清親が広重作品と同じ場所を描いていても、江戸と明治という時代の違いが
画にも表れていて、文化や生活の変化を感じる事ができる。
例えば江戸時代は、どことなくのんびしていて、庶民が日々の生活をそれなりに
楽しんでいる気がするけど、明治になると戦争という不穏な空気が漂っていたり。

いろんな角度から楽しめる展示内容でした。
当たり前のことだけど、浮世絵って絵師だけじゃなく彫師や摺師の技量も
重要なのだなとつくづく思った。

それから、本展覧会では「百日紅~Miss HOKUSAI~」の映画公開を記念して、
葛飾応為の代表作「吉原格子先之図」が特別展示されている。

葛飾応為とは、北斎様の娘であり浮世絵師としても活躍したお栄のことで、
このお栄を主人公にした杉浦日向子さんの漫画「百日紅」が、この度映画化。
本日5/9から公開されたのだ。
お栄の声は杏さん、北斎様は松重豊さん、主題歌を歌うのは椎名林檎と超豪華!
以前、この漫画を読んだ事があるので、ぜひ映画も観てみたい。

ちなみに、今回展示されていた「吉原格子先之図」は、世界に数点しか
その存在が確認されていない、応為の稀少な代表作らしい。
光と影がとても幻想的な作品だった。

併せて、北斎様と弟子の溪斎英泉の肉筆画も展示されている。
溪斎英泉は「百日紅」でも善次郎として登場していて、女性にだらしない
キャラとして描かれている(笑)

それにしても。
江戸時代っていいなあ。
浮世絵や百日紅の影響で、今、江戸時代がマイブームです♪

「広重と清親」展は5/28(木)まで。
詳しくは、太田記念美術館のHPをご参照↓
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/index.html

映画「百日紅~Miss HOKUSAI~」はコチラをご参照↓
http://sarusuberi-movie.com/index.html

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世界一美しい団地図鑑 [アート]

以前「マツコの知らない世界」で紹介されて以来、ずっと気になっていた本。
地元の本屋にあったので(ラスト2冊!)、買ってしまった。

世界一美しい団地図鑑


ブログにも度々書きますが、私は団地が大好きなのだ。
戦後の高度成長期に、日本人の夢がたくさんつまった建築物。
そんな団地に浪漫を感じずにはいられない。

それにしても、この表紙。
なんだかお洒落な建物で、これが団地?って感じなのですが。
でも団地なんですね。

一口に団地と言っても、住宅の形状にはいくつかの種類がある。
フラット型、ポイント型、テラス型、スキップアクセス型、ツインコリダー。
今まではそんなことを考えずに、ただ眺めていたけど、言われてみると
なるほどと思う。

図鑑を開くと、ちゃんと同潤会や阿佐ヶ谷住宅等の古きよき団地が現われて、
安心…と共に、ワクワク感がア~ップ!
同潤会は写真集を持っているほど好きです。

これがお気に入りの同潤会の写真集。
doujunkai.jpg

昔はただ古い建物だと思っていたけど、よく見ると細部のデザインが凝っていて、
とてもお洒落なんだよね~。

そして、話を団地図鑑に戻すと、大好きな赤羽台団地も登場するのだ。
今はなき住棟の姿も見ることができて、しみじみ感動…!
独身者住棟なんてのもあり、そこにあった共同浴場の写真が掲載されている。
なんか寮みたいで、楽しそう。
そう、団地というのは、マンションよりもコミュニティを大切にしている所がよい。

今も残るスターハウスの室内写真や間取り図なども見ることが出来て、
ファンにはたまらない!
赤羽台団地って、色んな間取りの部屋があり、バラエティ豊かだったんだな。
まさに、ノスタルジックなザ・団地の姿。
現在は「ヌーヴェル赤羽台」への建て替えが進行中で、先日訪れた時も昭和の
面影がまた一つ減っていた。
住民の人達にとっては便利になるのかもしれないけど、寂しいなあ…。

そんな事を思いつつ、ふと設計図に目をやると「つばた・しゅういち」という名前が。
さらに頁をパラパラめくると、設計者の津端修一さんのコラムが掲載されている。

ん?このお名前どこかで見たことがあるなと思い、部屋の本棚を探してみる。
すると…あったあった!
「あしたも、こはるびより」という本!


名古屋市近郊のニュータウンで、自分で家を建て、菜園をつくって生活している
86歳と83歳の夫婦のお話。
この夫婦が、津端修一さんと妻の英子さんなのだ!

このエッセイは数年前に本屋さんでたまたま見つけて、ご夫婦のほのぼのした
日常にめっちゃ癒されたので、購入したのだった。
以来、時々読み返しては、ほっこりしている。
私の理想の夫婦、理想の生活。

その津端修一さんが、阿佐ヶ谷住宅や赤羽台団地の設計に携わっていたとは!
なんたる偶然!
やっぱり好きなモノって繋がるんだなあと思った。

ちなみに、この本もオススメです♪
日々の生活を丁寧に過ごしているご夫婦から、前向きなパワーをもらえる。
好きな物を直して、長い間使い続けていくところなんて、団地の姿とも重なるし。

そう、団地もただ朽ち果てていくのではなく、今まさに再生の道へと向かっているのだ。
そして、そんな団地の姿を、やはり美しいと思うのだった。

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