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北斎とゴッホをハシゴする [アート]

この秋は、楽しみな展覧会がほぼ同時期に開催されています。

北斎とジャポニスム
ゴッホ展 巡りゆく日本の夢

どちらも上野エリアで開催されているので、一日で美術館をハシゴ
しちゃいました♪
大好きな画家たちの作品を同時期に見れるなんて、幸せ~!

まずは、国立西洋美術館で開催されている北斎様から。
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西洋美術館の中に入るのは久しぶり。
以前から、ル・コルビュジエが設計したことは知っていましたが、
世界遺産に登録された今となっては、感慨深いものがありますね。
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入口にずら~っと長ーい行列ができていて、いきなり怯みました(汗)
あ、この写真は見終わった後でいくぶん列が短くなってますが、
朝はもっとすごかったのです。

やべ、朝イチで来るべきだったか。。。。
不安がよぎりましたが、よく見るとチケットを購入する人の列でした。
前売りを買っていたので、スムーズに入ることが出来て、ひと安心!

ロッカーもギリギリ空いていたので、荷物を預けて中へ。
美術館では音声ガイドを借りるので、今回も借りました。

ナビゲーターは、松重豊さん!
そういえば、「百日紅」で北斎様の声を担当してましたね。
北斎様と松重さん。
うーん、最高です♪

さて、本展覧会では、19世紀後半に西洋にもたらしたジャポニスムに
おいて、北斎様がなぜ多くの芸術家たちを惹きつけたのかという
テーマに沿って展開されています。

ゴッホが影響を受けたというのは知ってましたが、ドガやモネ、セザンヌ等
名だたる芸術家たちまでも影響を受けていたとは、知りませんでした。

作品を見ると、「もろ真似してるやん!」というものから、「なるほど、
言われてみればそうかも」というものまで様々。
「北斎漫画」の細かい描写を真似しているものが、結構多かったですね。

「北斎漫画」は今で言う漫画とは違って絵手本なのですが、日本のみならず
西洋の芸術家たちの絵手本でもあったのですね!
以前から北斎様の描写の細かさには敬服してますが、今回改めて見てみると
その凄さを実感したのでした。

それに、北斎様の絵って動きがあって、愛嬌もあるんですよね。
例えば「北斎漫画」十二編の「風」という作品は、風を表現するために
周りに葉っぱなんだか、よくわからない細かいものが舞ってるのですが、
「え、少女漫画のバックか!?」と思ってしまいました。
少女漫画のバックに描かれるキラキラッってやつ(笑)

幽霊や妖怪の画もあまり怖くないし。
そういうところが、やっぱりいいな~。

他にも「神奈川沖浪裏」のような波や、木を手前にドーンと描く手法、
遠くに見える富士山など、さまざまな作品が西洋の芸術家たちに
影響を与えたようです。

え、こんなところまで?
え、モネのこの作品も?って。
北斎様、本当にスゴイ!
心の中で「スゴイ!スゴイ!スゴイ!」と連発してました(笑)

大興奮の北斎展の後はランチを挟んで、東京都美術館で開催中のゴッホ展へ。
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こちらもチケット購入の列はできてましたが、北斎展ほどではなかったかも。
しかし、ロッカーの数があまり多くなく、空くまで5分ほどウロウロ。
ちょうど出す人がいたので、すかさず預けました。

ゴッホ展の音声ガイドは常盤貴子さん。
そういえば北斎展もそうでしたが、音声ガイドのイヤホンが片耳バージョンに
変わったのですね。

さて、ゴッホ展。
こちらはゴッホが主役ですが、やはり日本の浮世絵から影響を受けたという
テーマで展開されています。
北斎展とシンクロしますね。

北斎様だけでなく、広重様や渓斎英泉、歌川国貞などの浮世絵師からも
影響を受けていたようですけど。

ゴッホの作品は、やはり色がいいですね~。
モネはやさしい色ですが、ゴッホは鮮烈というか。
自分の思いのたけを絵に込めているように感じます。
つくづく繊細な人なんだなあ。

そして、展覧会のテーマではあるけれど、浮世絵から影響を受けた作品が
これほどたくさんあることに驚きました。
ゴッホってば、日本を好きすぎる(笑)

パリからアルルに移り住んだゴッホは、雪景色や咲き乱れる花を見て、
その地を日本のイメージと重ね合わせていたそうです。
弟や友人に宛てた手紙に、こんなことを書いてます。

「この冬、パリからアルルに向かう道中に受けた胸のたかぶりは、
今でもよく覚えている。<もう日本についたか>と待ちきれない
気持ちだった。子供みたいだが。」

「ここに日本の絵をおいておく必要はない。<ここにいるのは日本に
いるようなもの>だとつねづね自分にいいきかせているのだから」

ゴッホってかわゆい♪

日本に来たことはないようですが。
ゴッホにとって、日本はユートピアだったようです。
ああ、ユートピアが永遠に続けばよかったのに…。
続かないのがユートピアか…。

日本に魅せられたゴッホ。
やがて、ゴッホの絵に魅せられる日本人。
なんだか不思議。

昔は西洋の文化に憧れのようなものを抱いてましたが、2つの展覧会を見て
感じたのは、日本ってすごいじゃん!ってこと。
もっと自分の国の文化を誇ってもいいんじゃないかと思いました。

展覧会の図録。
左が北斎展で、右がゴッホ展。北斎展は通常版も売ってます。
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「北斎とジャポニスム」は、来年1月28日まで国立西洋美術館で開催。
http://hokusai-japonisme.jp/

「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」は、来年1月8日まで東京都美術館で開催。
http://gogh-japan.jp/

現在、運慶展やこわい絵の展覧会も開催されているので、上野エリアは
賑わってました。
パンダの香香が公開されたら、また一層賑わいそう。

上野駅で見つけたツリーもパンダ♪
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ボストン美術館の至宝展 [アート]

前売りを購入していたものの、行けていなかった展覧会に
先日ようやく行ってまいりました。

東京都美術館で開催中の「ボストン美術館の至宝展」
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平日の15時頃に訪れたのですが、行列ができているほどの人気!
平日でこんなに混んでいるとは驚きでした。
一体なぜだ?

中に入ると、その理由がわかりました。
古代エジプトから中国、日本の美術、そして皆の大好きな印象派の
作品など、幅広いコレクションが展示されていたのです。

特に印象に残ったのは、日本美術とフランス絵画のコレクション。

・涅槃図(英一蝶)
釈迦の涅槃すなわち入滅 (死) の情景を表わした図。
北を枕にし、右脇を下にして横臥する釈迦を人だけでなく、動物や
小さな虫たちまでが取り囲み、悲しんでいます。
隅々まで眺めていると、時間を忘れてしまいそうなスケール感。
高さ約2.9m、幅約1.7mという大きさゆえに、ほとんど展示されなかった
そうですが、約170年ぶりに本格的な修理を経て、この度奇跡の里帰り。
本展覧会の見どころの一つです。

・風仙図屏風(曾我蕭)
すさまじい強風、荒れ狂う波。
絵の中に、風を感じます。
力強さの中にもユーモアを感じる作品で、思わずニンマリ。
北斎様のドビッシャーな絵「椿説弓張月」を思い出しました。

日本美術は他にも、喜多川歌麿や酒井抱一の美しい作品にウットリ。

・アンティーブ、午後の効果(モネ)
モネには有名な睡蓮などもありますが。
この作品を見た時「なんて優しい絵なんだろう」と釘付けになりました。
午後の優しい日差しが降り注ぐ中、海の上に浮かぶように描かれた町。
その向こうにはアルプスの山々。
「同じ場所でも、季節や時間帯によって全く違う。変化する」という様な
ことをモネが言ってたそうです(うろ覚え)
午後の光や温度、空気感までも絵で表現しているところが、さすがです。

・ルーラン夫妻(ゴッホ)
郵便配達のおじさんの絵は有名ですが、今回は奥様の絵も登場です。
夫妻の絵を見比べてみると、タッチが違う。
奥様の絵は「耳切り事件」後に描かれたものなので、同居していた
ゴーギャンの影響を受けたのではと考えられています。
確かに、ちょっとゴーギャンっぽい!
ルーラン夫妻は、精神的にもゴッホの支えになったようで、だからこそ
この様な作品を描いたのですね。

ゴッホの作品はこの2点だけなので少ない!
と思ったら。。。。
ちゃーんと、次期にゴッホ展が控えてるんですね。ふふ♪

「ボストン美術館の至宝展」は、10月9日まで。
音声ガイドは、竹内結子ちゃん。
声も美しくて、とても聴きやすかったです。

http://boston2017-18.jp/

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田中達也 見立ての世界 [アート]

新宿タカシマヤで開催されている、ミニチュア写真家の田中達也さんの
展覧会に行ってきました。
田中さんと言えば、朝ドラ「ひよっこ」のオープニング映像で流れる
ミニチュアの世界を創りだしている方ですね。

余談ですが。
タカシマヤって祈祷室があるんですね!
以前、マレーシア人の友人を連れて行った際、当時はそういう場所が
なかったので、トイレでお祈りをしていたことを思い出しました。
我が国も、どんどんグローバル化が進んでますなあ。

さて、本題に戻って。
訪れた日が日曜日ということもあり、展覧会は大盛況。
チケットを購入するにも、長蛇の列ができてました。

中に入ると、パネルや実物のミニチュアが展示されてます。
一部エリアを除き写真撮影可なので、思わずたくさん撮ってしまいました。
どの作品も実に面白くて!
あまり触れるとネタバレになってしまうので、少しだけ。

ノートと付箋でボルダリング?
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パンが電車に?
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ボルトがドラムセットに?
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食品、文具、衣類など、私たちの身の回りにあるものを見立てた
ジオラマの世界が広がっています。
見慣れている日常の風景が、まるで別世界のものに変わるなんて!
目からウロコでした。

どれも、よく思いつくなあと思うものばかり。
会場からは「すご~い!」「面白い!」という声が、あちこちから
聞えてきました。
ありふれた日常でも、見方を変えると面白くなるんですね。

見立てるとは 、日常を別世界に変える魔法。

「MINITURE LIFE展 田中達也 見立ての世界」は、新宿タカシマヤにて
9月12日(火)まで開催中。
「ひよっこ」タイトルバックの関連コーナーも同時開催。
http://www.takashimaya.co.jp/shinjuku/event/miniture_life/index.html

こんな遊び心もあるので、ぜひ探してみてください♪
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ミュシャ展@国立新美術館 [アート]

昨年から朝日新聞の額絵シリーズを毎月届けてもらってるのですが、
今期はミュシャの作品なのです。

ミュシャというと、それまではアール・ヌーヴォー、ポスター調の絵
というイメージだったのですが、スラヴ叙事詩という作品を見て、
イメージが変わりました。

これは是非とも本物を見てみたいと思っていたところ、ミュシャ展が
開催されたので、行ってみることに。
母も見たいと言うので、ちょうど母の日だし、チケットをプレゼント
して(ついでに父の分も)、一緒に行ってきました。

展覧会は上野に行くことが多いので、国立新美術館は久しぶり。
相変わらず、モダンな建物ですね~。
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開館時間の15分ほど前に到着したのですが、既に入場待ちの列が
できていました。
予想はしてたけど、やはり混んでます…!
日曜日は混みそうなので、美術館へはなるべく平日か金曜日の夜に
行くことにしています。
今回は親も一緒だったので、仕方ないのですが。

15分ほど待って、ようやく中に入れました。
音声ガイドプログラムのナビゲーターは、檀れいさん。
見た目だけじゃなく、声も美しいです。

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ミュシャは、チェコ語ではムハと発音するらしいです。
フランス語ではミュシャ。

1860年にオーストリア領モラヴィア(現チェコ)に生まれ、27歳でパリに
渡り絵を学んだミュシャ。
しばらくは才能を発揮する機会に恵まれなかったものの、34歳の時に
女優サラ・ベルナール主演の舞台「ジスモンダ」のポスターを手がける
ことになり、一夜にして成功をおさめます。
以降、優美で装飾的な作風は多くの人を魅了し、時代の寵児として活躍。
美しい女性像や流麗な植物文様など、華やかで洗練されたポスターや
装飾パネルを手がける一方で、故郷チェコや自身のルーツであるスラヴ民族の
アイデンティティをテーマにした作品を数多く描きました。

その集大成が、今回の目玉である「スラヴ叙事詩」
チェコ国外では、世界初公開だそうです。
およそ縦6メートル、横8メートルに及ぶ巨大なカンヴァスに描かれた20点の
油彩画は、古代から近代に至るスラヴ民族の苦難と栄光の歴史を映し出して
います。

とにかく絵の大きさがハンパないので、ものすごい迫力!
それでいて、一つ一つの描写や色遣いが繊細なのもミュシャの魅力です。

また、「スラヴ叙事詩」は、人々の目の力がとても印象的。
じっとこちらを見据える目が、何かを強く訴えかけているようです。
作品に込められたミュシャの思いが、現れているのでしょうね。

ポスターの作品もデザインが素敵でとても好きなのですが、
「スラヴ叙事詩」の世界観に、すっかり心を奪われました。
見る価値ありです!

「スラヴ叙事詩」以外にも、ミュシャといえばアール・ヌーヴォー。
素敵な作品がいろいろ展示されています。

撮影可能エリアという嬉しいおまけもあるので、家に帰ってからも
写真を見て展覧会の余韻に浸ることができますよ♪

こんな感じ。
mucha3.jpg

mucha4.jpg

ミュシャ展は6月5日(月)まで。
http://www.mucha2017.jp/

ミュージアムショップが激混みで見れなかったのが心残り…。
ショップはチケットなしでも入れるので、また来きます。

そういえば、ミュシャ展以上に混んでたのが、1階で開催されていた
草間彌生さんの展覧会。
ものすっごい行列でした。
もうすぐ展覧会が終わってしまうからでしょうかね。

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てくてく東海道@すみだ北斎美術館 [アート]

念願のすみだ北斎美術館にようやく行くことができました。

公園の中のモダンな建物。
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中に入ると、まずは常設展からまわります。
「1.すみだと北斎」から始まり、主な画号により6つに分けたエリアで
構成されていて、とても分かりやすいです。
また、「北斎漫画」等の絵手本をタッチパネルモニタで紹介するコーナーなど、
ただ見るだけでなく、自ら体験できるように工夫されてます。

北斎様の絵手本は、本当に描写が細かくて、まさに絵を勉強する人たちの
手本となる作品ですよね。

それと、常設展の目玉は何といっても北斎アトリエの再現模型!
北斎様は制作に没頭するあまり、家の中がゴミ屋敷のようになっていた
ようですが、あちこちに紙屑が落ちている様子も再現されています。
その中で娘の阿栄と制作に打ち込む北斎様の姿。
時おり北斎様が動く様子が、なんともリアル!
見学していたおじ様たちが「すごい!本物みたい!」とその前から
離れなかったのが印象的でした(笑)

そして、いよいよ企画展。
現在開催中の企画展は「てくてく東海道-北斎と旅する五十三次-」
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「東海道五十三次」といえば、広重様が有名ですが、広重様より
30年早い時期に北斎様も手掛けていたそうです。
この「広重より30年早い」ってところ、かなり力入ってました(笑)

広重様の「東海道五十三次」が風景をメインにしているのに対して、
北斎様バージョンは、その土地の風俗を描いたものが多いそう。
実際に見てみると、風景はもちろん東海道を旅する人々の様子や、
その土地の人々の暮らしなどが丁寧に描かれています。

北斎様の観察眼て本当にものすごくて、人々の表情や動きなんかも
細かくとらえているので、さすが!と思ってしまいます。
北斎様って人が好きなんでしょうね。
見ていると、まるで描かれている人々が話したり動いたりしそうで、
思わずニンマリしてしまうのでした。

「富嶽三十六景」が好きで、寝る前に眺めるのですが、
北斎様の作品にはやっぱり癒しの効果があるなと思いました。
「富嶽三十六景」もいいけど、「東海道五十三次」もいいなあ。

それと、圧巻だったのが「東海道名所一覧」!
一枚の紙に、江戸から京都までの東海道の名所が収まっていて、
まるで空の上を飛ぶ鳥の目線で描かれているような作品です。
(鳥瞰図っていうらしいです)

北斎様って、鳥にもなれるのか…!

「てくてく東海道-北斎と旅する五十三次-」は6月11日(日)まで。
http://hokusai-museum.jp/

お土産にポストカードとシールを買いました。
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