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ボストン美術館の至宝展 [アート]

前売りを購入していたものの、行けていなかった展覧会に
先日ようやく行ってまいりました。

東京都美術館で開催中の「ボストン美術館の至宝展」
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平日の15時頃に訪れたのですが、行列ができているほどの人気!
平日でこんなに混んでいるとは驚きでした。
一体なぜだ?

中に入ると、その理由がわかりました。
古代エジプトから中国、日本の美術、そして皆の大好きな印象派の
作品など、幅広いコレクションが展示されていたのです。

特に印象に残ったのは、日本美術とフランス絵画のコレクション。

・涅槃図(英一蝶)
釈迦の涅槃すなわち入滅 (死) の情景を表わした図。
北を枕にし、右脇を下にして横臥する釈迦を人だけでなく、動物や
小さな虫たちまでが取り囲み、悲しんでいます。
隅々まで眺めていると、時間を忘れてしまいそうなスケール感。
高さ約2.9m、幅約1.7mという大きさゆえに、ほとんど展示されなかった
そうですが、約170年ぶりに本格的な修理を経て、この度奇跡の里帰り。
本展覧会の見どころの一つです。

・風仙図屏風(曾我蕭)
すさまじい強風、荒れ狂う波。
絵の中に、風を感じます。
力強さの中にもユーモアを感じる作品で、思わずニンマリ。
北斎様のドビッシャーな絵「椿説弓張月」を思い出しました。

日本美術は他にも、喜多川歌麿や酒井抱一の美しい作品にウットリ。

・アンティーブ、午後の効果(モネ)
モネには有名な睡蓮などもありますが。
この作品を見た時「なんて優しい絵なんだろう」と釘付けになりました。
午後の優しい日差しが降り注ぐ中、海の上に浮かぶように描かれた町。
その向こうにはアルプスの山々。
「同じ場所でも、季節や時間帯によって全く違う。変化する」という様な
ことをモネが言ってたそうです(うろ覚え)
午後の光や温度、空気感までも絵で表現しているところが、さすがです。

・ルーラン夫妻(ゴッホ)
郵便配達のおじさんの絵は有名ですが、今回は奥様の絵も登場です。
夫妻の絵を見比べてみると、タッチが違う。
奥様の絵は「耳切り事件」後に描かれたものなので、同居していた
ゴーギャンの影響を受けたのではと考えられています。
確かに、ちょっとゴーギャンっぽい!
ルーラン夫妻は、精神的にもゴッホの支えになったようで、だからこそ
この様な作品を描いたのですね。

ゴッホの作品はこの2点だけなので少ない!
と思ったら。。。。
ちゃーんと、次期にゴッホ展が控えてるんですね。ふふ♪

「ボストン美術館の至宝展」は、10月9日まで。
音声ガイドは、竹内結子ちゃん。
声も美しくて、とても聴きやすかったです。

http://boston2017-18.jp/

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田中達也 見立ての世界 [アート]

新宿タカシマヤで開催されている、ミニチュア写真家の田中達也さんの
展覧会に行ってきました。
田中さんと言えば、朝ドラ「ひよっこ」のオープニング映像で流れる
ミニチュアの世界を創りだしている方ですね。

余談ですが。
タカシマヤって祈祷室があるんですね!
以前、マレーシア人の友人を連れて行った際、当時はそういう場所が
なかったので、トイレでお祈りをしていたことを思い出しました。
我が国も、どんどんグローバル化が進んでますなあ。

さて、本題に戻って。
訪れた日が日曜日ということもあり、展覧会は大盛況。
チケットを購入するにも、長蛇の列ができてました。

中に入ると、パネルや実物のミニチュアが展示されてます。
一部エリアを除き写真撮影可なので、思わずたくさん撮ってしまいました。
どの作品も実に面白くて!
あまり触れるとネタバレになってしまうので、少しだけ。

ノートと付箋でボルダリング?
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パンが電車に?
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ボルトがドラムセットに?
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食品、文具、衣類など、私たちの身の回りにあるものを見立てた
ジオラマの世界が広がっています。
見慣れている日常の風景が、まるで別世界のものに変わるなんて!
目からウロコでした。

どれも、よく思いつくなあと思うものばかり。
会場からは「すご~い!」「面白い!」という声が、あちこちから
聞えてきました。
ありふれた日常でも、見方を変えると面白くなるんですね。

見立てるとは 、日常を別世界に変える魔法。

「MINITURE LIFE展 田中達也 見立ての世界」は、新宿タカシマヤにて
9月12日(火)まで開催中。
「ひよっこ」タイトルバックの関連コーナーも同時開催。
http://www.takashimaya.co.jp/shinjuku/event/miniture_life/index.html

こんな遊び心もあるので、ぜひ探してみてください♪
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ミュシャ展@国立新美術館 [アート]

昨年から朝日新聞の額絵シリーズを毎月届けてもらってるのですが、
今期はミュシャの作品なのです。

ミュシャというと、それまではアール・ヌーヴォー、ポスター調の絵
というイメージだったのですが、スラヴ叙事詩という作品を見て、
イメージが変わりました。

これは是非とも本物を見てみたいと思っていたところ、ミュシャ展が
開催されたので、行ってみることに。
母も見たいと言うので、ちょうど母の日だし、チケットをプレゼント
して(ついでに父の分も)、一緒に行ってきました。

展覧会は上野に行くことが多いので、国立新美術館は久しぶり。
相変わらず、モダンな建物ですね~。
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開館時間の15分ほど前に到着したのですが、既に入場待ちの列が
できていました。
予想はしてたけど、やはり混んでます…!
日曜日は混みそうなので、美術館へはなるべく平日か金曜日の夜に
行くことにしています。
今回は親も一緒だったので、仕方ないのですが。

15分ほど待って、ようやく中に入れました。
音声ガイドプログラムのナビゲーターは、檀れいさん。
見た目だけじゃなく、声も美しいです。

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ミュシャは、チェコ語ではムハと発音するらしいです。
フランス語ではミュシャ。

1860年にオーストリア領モラヴィア(現チェコ)に生まれ、27歳でパリに
渡り絵を学んだミュシャ。
しばらくは才能を発揮する機会に恵まれなかったものの、34歳の時に
女優サラ・ベルナール主演の舞台「ジスモンダ」のポスターを手がける
ことになり、一夜にして成功をおさめます。
以降、優美で装飾的な作風は多くの人を魅了し、時代の寵児として活躍。
美しい女性像や流麗な植物文様など、華やかで洗練されたポスターや
装飾パネルを手がける一方で、故郷チェコや自身のルーツであるスラヴ民族の
アイデンティティをテーマにした作品を数多く描きました。

その集大成が、今回の目玉である「スラヴ叙事詩」
チェコ国外では、世界初公開だそうです。
およそ縦6メートル、横8メートルに及ぶ巨大なカンヴァスに描かれた20点の
油彩画は、古代から近代に至るスラヴ民族の苦難と栄光の歴史を映し出して
います。

とにかく絵の大きさがハンパないので、ものすごい迫力!
それでいて、一つ一つの描写や色遣いが繊細なのもミュシャの魅力です。

また、「スラヴ叙事詩」は、人々の目の力がとても印象的。
じっとこちらを見据える目が、何かを強く訴えかけているようです。
作品に込められたミュシャの思いが、現れているのでしょうね。

ポスターの作品もデザインが素敵でとても好きなのですが、
「スラヴ叙事詩」の世界観に、すっかり心を奪われました。
見る価値ありです!

「スラヴ叙事詩」以外にも、ミュシャといえばアール・ヌーヴォー。
素敵な作品がいろいろ展示されています。

撮影可能エリアという嬉しいおまけもあるので、家に帰ってからも
写真を見て展覧会の余韻に浸ることができますよ♪

こんな感じ。
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mucha4.jpg

ミュシャ展は6月5日(月)まで。
http://www.mucha2017.jp/

ミュージアムショップが激混みで見れなかったのが心残り…。
ショップはチケットなしでも入れるので、また来きます。

そういえば、ミュシャ展以上に混んでたのが、1階で開催されていた
草間彌生さんの展覧会。
ものすっごい行列でした。
もうすぐ展覧会が終わってしまうからでしょうかね。

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てくてく東海道@すみだ北斎美術館 [アート]

念願のすみだ北斎美術館にようやく行くことができました。

公園の中のモダンな建物。
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中に入ると、まずは常設展からまわります。
「1.すみだと北斎」から始まり、主な画号により6つに分けたエリアで
構成されていて、とても分かりやすいです。
また、「北斎漫画」等の絵手本をタッチパネルモニタで紹介するコーナーなど、
ただ見るだけでなく、自ら体験できるように工夫されてます。

北斎様の絵手本は、本当に描写が細かくて、まさに絵を勉強する人たちの
手本となる作品ですよね。

それと、常設展の目玉は何といっても北斎アトリエの再現模型!
北斎様は制作に没頭するあまり、家の中がゴミ屋敷のようになっていた
ようですが、あちこちに紙屑が落ちている様子も再現されています。
その中で娘の阿栄と制作に打ち込む北斎様の姿。
時おり北斎様が動く様子が、なんともリアル!
見学していたおじ様たちが「すごい!本物みたい!」とその前から
離れなかったのが印象的でした(笑)

そして、いよいよ企画展。
現在開催中の企画展は「てくてく東海道-北斎と旅する五十三次-」
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「東海道五十三次」といえば、広重様が有名ですが、広重様より
30年早い時期に北斎様も手掛けていたそうです。
この「広重より30年早い」ってところ、かなり力入ってました(笑)

広重様の「東海道五十三次」が風景をメインにしているのに対して、
北斎様バージョンは、その土地の風俗を描いたものが多いそう。
実際に見てみると、風景はもちろん東海道を旅する人々の様子や、
その土地の人々の暮らしなどが丁寧に描かれています。

北斎様の観察眼て本当にものすごくて、人々の表情や動きなんかも
細かくとらえているので、さすが!と思ってしまいます。
北斎様って人が好きなんでしょうね。
見ていると、まるで描かれている人々が話したり動いたりしそうで、
思わずニンマリしてしまうのでした。

「富嶽三十六景」が好きで、寝る前に眺めるのですが、
北斎様の作品にはやっぱり癒しの効果があるなと思いました。
「富嶽三十六景」もいいけど、「東海道五十三次」もいいなあ。

それと、圧巻だったのが「東海道名所一覧」!
一枚の紙に、江戸から京都までの東海道の名所が収まっていて、
まるで空の上を飛ぶ鳥の目線で描かれているような作品です。
(鳥瞰図っていうらしいです)

北斎様って、鳥にもなれるのか…!

「てくてく東海道-北斎と旅する五十三次-」は6月11日(日)まで。
http://hokusai-museum.jp/

お土産にポストカードとシールを買いました。
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茶の湯@東京国立博物館 [アート]

東京国立博物館で開催されている「茶の湯」展に行ってきました。
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この辺りはよくお散歩で来るのですが、中に入るのは久しぶり。
展示はもちろんのこと、建物が素晴らしいんですよね~。

こちらは日本美術が展示されている本館。
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こちらは表慶館。
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明治33年、皇太子(後の大正天皇)のご成婚を記念して計画され、
明治42年に開館した、日本ではじめての本格的な美術館だそうです。
現在展示はないようですが、中に入ってみたいものです。

そして、こちらが今回の展覧会が開催されている平成館。
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池のほとりに帝室博物館(東京国立博物館)の総長だった森鷗外先生の
写真があります。

今回の「茶の湯」展は、37年ぶりの大規模な展覧会だそうです。
なかなか渋い企画だなと思ったのですが、結構賑わってました。

特別茶の湯の世界に詳しいわけではないのですが、陶芸を習っていた
こともあり、お茶碗には興味があります。
しかも、室町時代から近代までの発展の歴史の中で、足利将軍家や
織田信長、豊臣秀吉、千利休など、名だたる武将や茶人にまつわる
名物が展示されているとあっては、見ないわけにはいきません!

茶の湯の歴史は、中国の宋からもたらされた点茶(抹茶)という
新しい喫茶法が日本の禅宗寺院や武家の間で広まったところから
始まりました。
中国の美術品である唐物をこぞって集め、それを用いて茶を喫する
ことで自らのステイタスを示したそうです。

出た、唐物!
以前、宮本先生の影響で読んだ「唐物の文化史」という本に、茶器の
ことが載っていたことを思い出しました。
(以前の記事をご参照↓)
http://cscafe-vitz.blog.so-net.ne.jp/2014-07-29

唐物の中でも、国宝「曜変天目」は、とても貴重なようで、
5月7日までの展示です。
模様が、とても神秘的で不思議でした。
見る価値ありです。

茶の湯の歴史は、やがて唐物から和物へと移り、天下人だけではなく
大名や町衆にも広がります。
茶器も豪華なものから、素朴で落ち着いた色合いのものが好まれる
ようになりました。
千利休の時代になると、轆轤を回さずに手捏ねで成型する「楽茶碗」
などの新しい道具が登場。

唐物は素晴らしいですが、素朴で力強く温かみのある楽茶碗のほうが
好きだなと思いました。

また、志野茶碗は陶芸家の藤田登太郎さんの作品を思い出しました。
以前、愛媛の陶芸家、登太郎さんの桃山志野のお茶碗を見に行ったのです。
(以前の記事をご参照↓)
http://cscafe-vitz.blog.so-net.ne.jp/2011-11-04

他にも、豊臣秀次や織田有楽斎が所有していた茶碗なども登場し、
「真田丸」を思い出してテンションが上がったのでした(笑)

結構見どころが満載で、かなり内容の濃い展覧会でした。
素敵なものを愛でると、自分自身の教養が高まったような気がします。
こういうの、必要ですね。

「茶の湯」展は、6月4日(日)まで。
http://chanoyu2017.jp/

ちなみに、音声ガイドは春風亭昇太さん。
落語の話も絡めてあったりして、面白かったです。

それから、茶の湯に関する展示は出光美術館「茶の湯のうつわ」や
東京国立近代美術館「茶碗の中の宇宙」も開催されています。

茶の湯ブームの到来?

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